この日の給食委員会では、埼玉県からは深谷市(青)のお母さんが、そして東京都からは品川区(黄)と足立区(赤)のお母さんたちが地域での活動を報告してくれました。
また、NPO法人食品と暮らしの安全基金の方に、ウクライナでの健康調査の結果について発表していただきました
発表された方はさいたま市のお母さんでもあり、この日は一番下のお子さん(赤ちゃん)を抱っこしたままで、大変わかりやすくお話をしてくださいました。
食品と暮らしの安全基金さんは、先月21日に参議院会館で開催された【タチアナ女史が語る 「低線量汚染地域・健康被害の真実」 東京講演シンポジウム】の主催者です。東京会場では山本議員はパネリストとしても参加されていました。
:当日配布した資料
:給食について
自治体の首長の意識によって対応が異なる。子どもを平等に守るには、国でガイドラインを定めるべき。そのためには今の基準値を変える必要がある。
上から変えていかなければ。=国への訴えが有力な手段。
:国のガイドラインができていない中でできること
★行政との交渉
行政の人と意識が違う
母目線で子供の体にどう影響があるかという話をするが、行政側はまったく理解していない。行政の人は子どもの将来のことまで考えていないのではないか。
行政の人は知識がない
埼玉県HPで公開されている放射能検出表の読み方すらわかってない。行政の意識向上を促すべき。
★食べ物に気を付けることで子供の被爆リスクは減らせる
3歳と8歳の子供の尿検査結果(下限値0.1bq/kg)
2012年3月には放射能検出。その後1年間食べ物に気を遣ったら値がNDになった。
実行したこと⇒給食の牛乳は止め汚染されているリスクが高い食材が出る日は弁当持参にした。
司会 野呂さん
尿の検査はとても重要。この会の目的は来年1月に文科省とお母さんたちで話し合いをしましょうということ。今日はそのための実行委員会。皆さんでお子さんの尿を測って給食食べている子はセシウムが検出されることを突き付けたい。架け橋の保養では同じ兄弟でも給食を食べているか否かによって検出されるとかNDとか全く違う。
:当日配布した資料
:活動と課題について
区との協力連携をめざしている
「戦わない、争わない、責めない」姿勢で区と関わってきた。他の自治体と比べると品川区はわりと柔軟な対応をしている。
給食はゲルマで検査
小学校は一食1 bq/kg以下が下限値だが保育園は一食4 bq/kgが下限値なのでその改善を求めたい。(保育園は小学校に比べて一食あたりの量が少ないからという理由で下限値が大きい)。小学校は輸入魚。保育園は地元の商店から仕入れる魚(シラス、ワカサギなど心配なものが多い)。ストロンチウム、トリチウムの検査を求めている。
23区の格差
全く検査をしていない区が3つある。中には、検査はしていても牛乳だけ、とかの区もある。下限値0.7~25 bq/kgと、区によって格差が激しい。区に食品測定器の設置を求める陳情書を提出したが本日午後結果が出る。国と東京都で測定をしているのに区で測定する必要があるのかという反対意見がある。どのような結果になるかわからない。
陳情した理由
幼い子を持つお子さんの声から。
司会 野呂さん
品川区は活動報告資料がたくさんある。お母さんの活動の参考資料にしてくれればと思う。
品川区のお母さん
学事課、保育課に必ず味方になってくれる職員はいる。諦めず地道に訴えかけることが必要。
司会 野呂さん
区とコミュニケーションがとれるのにはどのくらいの期間がかかったのか?
品川区のお母さん
品川は早かった。相談に乗ってください、一緒に子育てをしてくださいというスタンスで話も持って行った。
司会 野呂さん
他の地域での活動をしている方に品川方式のノウハウを品川の方相談に乗ってあげてほしい。
:当日配布した資料
:実は出遅れていた足立区
足立区は放射能汚染対策に対し後ろ向き
放射能汚染対策関連の陳情が区議会に9つも提出されているが、2年以上審査が継続されていて結果が出ない状態が続いている。23年の事故当時は区内にホットスポットがみつかり、除染等対策が盛んに行われていた。しかし、24年にはがれきの広域処理、また区政80周年などもあり、イメージダウンになる放射能の問題は掘り起こしたくなかったのではないか。オリンピックも決まり、ますますそれは加速したと思う。
日本一おいしい給食
足立区はおいしい給食を推進している。おいしい給食は安全でもなくてはいけない。国の基準があるのに区でまた基準を定めたらダブルスタンダードになるからだめだと言われるが、せめて毎日食べる給食だけは安全なものをと陳情書を出し直した。コストがかからないよう、気にしている保護者とコミュニケーションをとってほしいなど陳情している。
今後について
結果が出ていなくて残念だが他の方と連携してやっていきたい。
司会 野呂さん
国の基準を区が超えることができない。国の基準が高すぎる。区で対応するのは限界が来ている。お母さんたちがいくら奮闘しても給食問題を解決するには国が変わるしかないのではないか。
ウクライナの人、汚染されたもの(数ベクレル)を食べてと体が痛くなる。チェルノブイリエイズとか具合が悪くなる。安全基金の方にお話しいただきます。
NPO法人食品と暮らしの安全基金からは職員の鹿倉さんが活動報告をしてくださいました。
ぜひこちらの書き起こしをお読みいただければと思います。→1206動画書き起こし①
食品と暮らしの安全基金のホームページにも関連情報が掲載されていますので、ぜひ参考になさってください。
humansystemさんのツイキャス映像より
'13.12.06 「秘密保全法、給食どうなの?with三宅洋平 by山本太郎後援会関東サポーターズ給食委員」 at 参議院会館 Vol.1~5
Vol.1(1時間12分7秒)
Vol.2(1時間0分)
Vol.3(30分1秒)
Vol.4(40分32秒)
Vol.5(6分30秒)
yamamototaro0さんのツイキャス映像より
録画ライブ 放射能 給食 院内集会 - 密着ライブ映像 #27855326
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